恋愛のやり直し方
玄関に向かう。



「待って、送ってくよ」


「いえ、大丈夫です」









振り向きもせずキッパリ断ると、ムギュっと腕を掴まれる。






「その格好で?自転車無いんでしょ?」




「あ………」


そうだった。
帰りに取りに行こうと思ってたんだ。



固まる私を見て、ポンと頭を撫でた友田は「行こう」と車のキーをチャリンと手にした。






「…………よろしくお願いします」


小さな声の私をチラリと見て、フッと優しく笑う




「いいえ。喜んでお供します」



と冗談ぽく頭を下げた。
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