恋愛のやり直し方
すると、ハッとしたような顔をして私を見る実。




「綾、どうして引越しなんてしたんだよ。何が不満?分からないよ。もう一度話し合おう」



グイッと腕を掴まれる。


支えていた腕が離れて、自転車がガチャンと倒れた。





なのに、それに構うこと無く私をマンションへと引きいれようと腕を引っ張る実。




私もそれに足を踏ん張り抵抗する。






「綾、俺たち上手くいってたじゃないか。何が不満だったんだよ?言ってくれれば俺だって綾の思うように努力するよ。

拗ねてないで戻れよ」




ギュッと掴まれた腕に更に力が入る




爪がギリギリとくいこんで行くのが分かる。







「上手くなんて言ってない。楽しかったのは実だけでしょ?私は楽しかったことなんて無かった」
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