不思議な“キツネ”ちゃん
「それじゃーこの話は終わりー。
なんか、疲れたねー」
「確かにな〜。だるいわ〜」
「そーだねーって深夜なんもしてないじゃん!」
「何言ってんだよ〜。お前より大人である俺は幼いお前と話すだけで一気に年を取るんだよ〜」
「だよなぁ。俺もだりぃ」
「ぇ、ひどー。翔太郎もそんな事言わないでよー」
深夜と翔太郎に弄られるのは嬉しくないけど、こんな雰囲気は好きだ。
啄も優も深夜も翔太郎も。
みんな穏やかに、笑ってられる、
そんなこの場所が大好きだ。
大切に思ってるから。
だからキツネなんかにこの場を
グチャグチャにされるなんて。
そんな事許さないし、
俺がそんなことさせない。
絶対に俺が守って見せる。
アカリ<サイド>終わり