不思議な“キツネ”ちゃん



「たけちゃん、私明日休むね」


今までは週末まで我慢していたけど。

今日たくさんカレについて話して。

思い出して。






もうこれ以上我慢できない。



今すぐにでもカレの所に行きたい。













カレを想っていたからか。

気がつかなかった。

図書室の扉に隠れていた金髪に。
となりの部屋で盗み聞きしていた

キツネちゃんがいることも。

< 58 / 163 >

この作品をシェア

pagetop