君へのラブレター。~永遠の恋~

小さいとき、あたしは親に捨てられた。
だから、おばあちゃんの家で生活してきた。

そこで出逢ったのが、麻那。

公園で一人で遊んでた時のこと。

―「ねぇ、なにしてるの?」
 「ふぇ?」

その時のあたしは、弱虫で泣き虫。
そして人見知り。

だから、友達なんているはずもなかったんだ。

そんな時、声をかけてくれたのは…

「私ね、麻那っていうの」
「ま…まなちゃん?」
「そう。貴女の名前は?」
「あ、あたしは…結梨亜…」

―麻那だった。
麻那は、あたしにとって初めての友達。

初めての…
親友。

初めて
"大切""失いたくない"って思えた人。
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