俺はまだ天使の笑顔を見れなくて


「あたし……悠里がすごく落ち込んでてずっとそばにいたんだ……
そしたら、その人が悠里と二人で話したいって……それで…………っ」


牧野の呼吸が荒くなったのがわかった


俺はあわてて背中をさする




「あの時悠里の側にいれば……っ!!
悠里は…っ!悠里は……っ」




「慌てなくていいからっ、な?
ゆっくり……ゆっくり話していいから」







語られる平山の過去……

だけど苦しんでいるのは平山だけじゃなかった……


これは……相当な覚悟がいるな……


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