【完】もう一度、音を愛す。







「麗華の政略結婚の相手とは
 本条桜ピアニストのマネージャー
 後藤亮太です。
 亮太さんと桜さんは
 お付き合いされています。

 この間桜さんが離婚されたことは
 ご存知ですよね?

 そのお相手様が桜さんの居場所を
 知りたがっているようで。

 このまま婚約しなければ
 居場所を相手に伝えると脅したそうで。」


あ、その方はちゃんと
制裁を加えてきたからもう安心だよ。


「だからもう無駄です。
 麗華を道具とするのはやめてもらう!」


響子ねぇ驚いている。
隠されていたことが一気に
明らかになったから。

後で説明がいるな。



「お父様、お母様。
 私は今度のコンクールを最後に
 留学させていただきます。

 パリでピアニストを目指さないかと
 お話があったので。
 すいませんね、
 もう自由にさせていただきますよ!

 私は自分の為に
 ピアノを弾きたいので。」







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