M√5

「そうだ私、将人に謝らないと……!」


ハッとして叫ぶ。


心配してくれた将人を拒絶してしまったんだ。



……何で?


何で私は彼を拒絶したんだ?



倫生の手を頭に乗せたまま、考え込む私。


小さく「珠月、」と呼んだが、そのまま黙りこくってしまった倫生。



太股に当たるタオルが、ゴワゴワとして気持ち悪かった。




……一方、私と倫生がいなくなった第三音楽室。


複雑な顔をしている三人。



「……珠月、どうしたんだろ」


小さく将人が呟いた。

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