M√5
二人が慣れた足取りで、私が少し嬉し気に、いじめられていた男子がキョドキョドしながら、いじめていた二人は襟を引っ張られて向かったのは、第三音楽室。
普段授業をやるのは第一、第二音楽室で、第三音楽室は準備室になっている。
私たちM√3は、そこで練習をしていた。
でも私はまだそこには10回くらいしか行っていないので、まだあまり馴染んでいない。
でもそこは、秘密基地の様な雰囲気がして、私は好きだ。
「お前らはここ入んじゃねェぞ。ここは俺らの大事な場所だから」
そう言って廊下に男子二人を置いて、私たち4人は中に入った。
二人はまだ意識がはっきりしていないみたい。
「あの……俺は……」
いじめられていた男子が、戸惑いながら扉のところに立っている。
「お前は特例な。今椅子出してやるから」
そう言われると彼は、少し顔を明るくして、大きく頷いた。
……へぇ、普通にかっこいいじゃん。