0時のシンデレラ

「…でも安心したなぁ」

萌葉がそんな凛音を見て、
にこりと笑った。

「え?」

「恋ができるようになった凛音を見て、
私も嬉しくなっちゃった!」

「萌葉…」

「やっと凛音と恋バナができるよ~」

萌葉は涙目になっていた。

「泣かないで~。
まだ両想いって
決まったワケじゃないんだから」

「でもほんとに嬉しい!」

萌葉は凛音に抱きついた。

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