0時のシンデレラ
「う、うん…」
「あれ、本気だから」
礼音は真っ直ぐな目で凛音を見つめた。
「…………」
凛音は何も言えなかった。
なぜなら礼音の真っ直ぐな目に
吸い込まれそうだったからだ。
「それと、前
『初対面』とかなんとか言ってたけど、
俺ら、初対面じゃねーから」
「また聞いてたの!?」
「ちげーって。
あれは聞こえたの!
お前ら、大声でしゃべってたし」
「信じらんない!
それに、初対面じゃねーからって
初対面だから!」
「……やっぱ覚えてねーのな」
「だから何!?」
「んーん、何でも」
そう言うと礼音は
スタスタと先に行ってしまった。
「…アイツ、何なの…」