好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
『こっ…ここは…?』



「長良川の上流」



そう言って、育は座った。


「この前…独りでここに来たんだ。」



『…なんでこんな所まで…?』



「頭を冷やしにさ。それで由奈をここに連れて来ようと思った。」



そう言って育は微笑んだ。


『…そっか…』



私も育の隣に座る。



場所は違うけど…



前にもこんな様な感じだった気がする…



「由奈……」
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