好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
育が目を覚まし電車を降りて無言で私の手を引っ張る。



『こっ…ここ何処?』




「いいから…」




育はとんでもない山道をどんどん歩いて行く…



くっ…暗い…



怖い…



20分程歩いただろうか…



「着いた…」



育の一言で辺りを見回す。


『あっ…』



辺りは一面、森だったがチョロチョロと川の水の音が聞こえてきた。



そしてそこには三日月と入道雲が入り交じり絶景な景色が広がっていた。
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