好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
そして…



その後、無情にも応援に来た警官に取り押さえられた…



『待ちなさい!』



警官が育の腕を掴む。



「…どうしてですかっ!僕達今から家へ帰るんだからいいじゃないですかっ!」


『そうは行かないもんでね…』



「僕達、今から帰りますっ!帰りますから離して下さいっ!」



『駄目だ…私達は君達を保護しなくてはならない義務がある!』



警官も負けていない。



私は育と警官のやり取りを見ていて愕然となった…



『…育……無駄だよ…この人達に何言っても無駄だよ…』
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