好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
『育~育~!まだ?時間ないよ~!』



「あぁ………起きてるって……家ボロいんだからそ…ん…なに叩いたら…ま……○$^%×@#…」



『何言ってんの!完全に寝ぼけてるじゃない!!』




私は軽く溜め息をつくと、鞄をもって下へ降りて行った。



洗面所で歯を磨き、軽く化粧をする。



肩より少し長くなった黒髪を軽くゴムで結んだ。



さて…朝ご飯…ご飯とっ。



母は朝早くから、夜遅くまで働いている。


その為、家事のほとんどは私がしなくてはいけない。



時々は育も手伝ってくれるけどね。



私はパンをトースターに放り込む。


スクランブルエッグを作る為に卵を割る。



育はスクランブルエッグが大好きなんだ。
私的には目玉焼きの方がいいんだけどね。
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