好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
育を信じられない
次の日――――



トントン―――…



「由奈…」



私は育の声で目が覚めた。



『…ん…』



ガチャ―――――



ボンヤリする頭の中で育を必死でとらえようとする…



育が近付き、私のベッドに座り私の髪を撫でた…



「…良く眠れた?」


『…うん…』




「それなら良かった」



『…うん…』




育はまるで昨日の事等、何もなかったかの様に微笑んでいた…
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