好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
私は仕方なく、一人で学校まで行った。


学校の正門に着き、ふと後ろを振り返ると、遠くに育と和也君が一緒に来ているのが見えた。


育も私の視線に気が付き目が合ったが、すぐに視線を外し何事もなかったかのように和也君と話し始めた。


こんな時…
恋人だったら、ニッコリ微笑んだり、見つめ合ったりするんだろうなぁ…



そう思うと、何故か悲しくなった。
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