夜桜 ~あなたに出逢って~





婭緒葉「その事に付きましては、
あなた達に言う事ではありませんよね?」


?「危ないのに、よく親が許したもんだね。しかも令嬢なのにさ。」



この言葉は嫌いだ。
親だの令嬢だのって皆言ってさ。


私に親なんていない。
私を気持ち悪いと言い捨てたのだから。
でも、玲斗さんと優香さんには感謝してもしきれない愛情を貰った。


婭緒葉「そうですね。

普通のお嬢様は夜はこんな危ないところに来ないですものね。

それと、さっきから手離して貰えませかって言っていますよね。」



?「透馬、離してあげろ。


自己紹介まだだったね。
俺は、東城 遼也って言うんだ。

よろしくね、婭緒葉ちゃん。」









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