亡くなった彼女の蹴り

彼女は、もう一度お尻を思いきり蹴ってきた。

かなり痛いが僕は、何故かおかしくて仕方なかった。


彼女と居るとこういうたわいのない事もおかしくて仕方ないのだ。


笑っているといきなり、目の前に火花が散ったように思えた。


僕は、道に座り込んでいた。


彼女のハイキックが、こめかみの辺りにヒットしたようだった。


こめかみの辺りを押さえて手を見ると血が出ていた。



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