ある人々の恋愛2
 私は、生みの親の顔を知らない。小さい頃、生まれたての赤ん坊の私は、繁華街の隅に捨てられていた。
ダンボールの中に敷かれたタオルに、私は人形のように静かに眠っていた。幸いにして、通行人の発見により、私は保護された。命は助かったが、肝心の親は現れない。その後乳児院や児童養護施設で、10歳まで過ごした。
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