ダイヤの恋人 〜June bride〜
「貴島(キジマ)さん、バルコニーの方に移動しましょうか」
「そうですね。瑠花、行こう」
「はい」
理人さんに手を引かれ、有田さんにドレスの裾を持って貰いながらバルコニーに出て、Shikiさんに言われた通りに動く。
Shikiさんはアシスタントの男性に指示を出し、レンズを覗き込んだ。
シャッター音が響く中、どこまでも澄んだ青空と碧い海を背に理人さんと寄り添う。
時折、彼と見つめ合うように指示を出されて従えば、必死に隠していた恥ずかしさが込み上げて来て頬に熱が集中するのがわかった。
そんなあたしに反し、理人さんはモデルさながらの立ち居振る舞いで、益々見惚れてしまう。
数分間の写真撮影が終わる頃には、妙にドキドキしていた。
「そうですね。瑠花、行こう」
「はい」
理人さんに手を引かれ、有田さんにドレスの裾を持って貰いながらバルコニーに出て、Shikiさんに言われた通りに動く。
Shikiさんはアシスタントの男性に指示を出し、レンズを覗き込んだ。
シャッター音が響く中、どこまでも澄んだ青空と碧い海を背に理人さんと寄り添う。
時折、彼と見つめ合うように指示を出されて従えば、必死に隠していた恥ずかしさが込み上げて来て頬に熱が集中するのがわかった。
そんなあたしに反し、理人さんはモデルさながらの立ち居振る舞いで、益々見惚れてしまう。
数分間の写真撮影が終わる頃には、妙にドキドキしていた。