ダイヤの恋人 〜June bride〜
少しの緊張感を抱えながら、予定通りチャペルに向かう為にホテルの部屋を出た。
ロビーまで行くと、すれ違う人達が各々の国の言語で祝福の言葉を紡いでくれているようで、中には指笛や拍手を贈ってくれる人もいた。
英語も危ういあたしには、ほとんどの言葉がよくわからなかったけど…
その度に幸せな気持ちになって、自然と微笑みを返す。
理人さんは、いくつかの外国語を使い分けてお礼を返していた。
「それでは、また後で」
「はい、あちらでもお願いします」
理人さんと一緒に頭を下げた後、ホテルの前に停まっていた白いリムジンに乗り込む。
Shikiさんとアシスタントの男性、そして有田さんが後ろで待機していた別の車に乗ると、リムジンはゆっくりと走り出した。
ロビーまで行くと、すれ違う人達が各々の国の言語で祝福の言葉を紡いでくれているようで、中には指笛や拍手を贈ってくれる人もいた。
英語も危ういあたしには、ほとんどの言葉がよくわからなかったけど…
その度に幸せな気持ちになって、自然と微笑みを返す。
理人さんは、いくつかの外国語を使い分けてお礼を返していた。
「それでは、また後で」
「はい、あちらでもお願いします」
理人さんと一緒に頭を下げた後、ホテルの前に停まっていた白いリムジンに乗り込む。
Shikiさんとアシスタントの男性、そして有田さんが後ろで待機していた別の車に乗ると、リムジンはゆっくりと走り出した。