ヤン恋

隼斗はやっぱりバカ。

春休み初日。うちは溜まり場に居った。

「なぁなぁ、ユウトとミカは?」

いつもやったら、もう来てるのに・・・。


「隣の部屋。」

隣・・・か。

「なにしてんの?」

「大人の遊び。」

えええええええええええ!?

まじか・・・なんかショック。


「俺らもするか?」


「は?意味不明、断固拒否します。」


もぅ・・・ハヤトはやっぱりバカか。


「なぁなぁああ、ハヤト。」

「ん?」

「なんか、暇。」


本間に今日はする事がない。


「テレビでも見るか。」

「うん。」

そぉ、ゆってハヤトの上に座る。


あれ・・・?


リモコンがきかへん・・?


何で?


あ・・・コンセント刺さってないやん・・・


もぅ・・・まじかよぉ


「なぁ、ハヤトちょっとはなし・・・」

      
      チュ

あ・・・やられた・・・。


不意打ちはなしやわ・・・。


ありえねぇ・・・ってか


なんか長くない?


なんか、口に入ってきたし・・・。


う・・・舌か・・・。



「はい、よく絶えました、大人への第一歩」


うわ・・・


大人への第一歩とか・・・。


まだ歩かんでいいよ。


ありえねぇ


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