君は風とともに。









「 此処はアイシア。何もかもが異常で何もかもが正常。本物と偽物が入り混じる世界。」





私はそう説明した。



あながち間違ってはいないからだ。




「 本物と偽物が入り混じる世界? 」





まぁその反応が当たり前だろう。


「 そうさ。此処は偽物が本物で本物が偽物。本物と偽物が入り混じる世界。」




「 うーん… 」


はるはわからなそうに頭を抱えて悩み始めた。


「 そんなに悩んでもわるわけがない。この世界の事が知りたいなら自分で感じて見ればいい。そして、知れ。 」




私は思った事を言った。




すると、はるは目を大きく開け驚いていた。



私は何か変な事を言ったか?









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