spiral "eternal"
軍事部隊長はフン、と顔を背けた
「オッさん…。」
誰もが、強がりだってことは分かっている
実際、軍事部隊だけでどこまで抑えられるかは分からない
けど…俺達はきっと残るべきじゃない
ドォンーーー
「うわっ!」
「地震!?」
突然の揺れに、足元がおぼついた
何が起こっているか分からない中で、特殊部隊長だけが顔を青ざめる
「結界第一層目破損…魔物の数は増えているわ。」
「何…!?」
チッと軍事部隊長は舌打ちをついた
「…向こうの方が上手だったか…。」來のその言葉に、俺はギュッと拳を握った
クソ…
このままじゃ本当に、ヤバいんじゃ…
「…!何か来る…!」