夏の桜が咲く。

「また今日も一緒帰っていい?」

「えっ?逆にいいの…?」

「うん!帰りたい帰りたい!」

「私も!」

「やった!」

帰り道が楽しみ…

でも家には帰りたくないな

そんな事を考えながら

今日のデッサンの中は

いつも散りかけの桜だった世界が

満開の桜が咲いていた

そしてデッサンの裏に

《1993年 7月2日 神田くんと
沢山話せた。 今日も一緒に帰る》

そう書き記した

そして それをファイルに閉じた

これが 私の日記の始まり

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