夏の桜が咲く。
「佐倉さーん!帰ろっ」
「うんっ」
今までと同じ帰路のはずなのに
今までと決定的に違う
こんな世の中に希望はない
そう思っていた自分に
言ってあげたい。
『少しでも信じていれば
必ず希望は見えてくる。』
今の私は少しだけれど
希望が見えてきました。
神田くん ありがとう。
でも神田くんは私なんかと
一緒にいて楽しいのか…??
私に気を使ってくれているんじゃ
ないのかな…。
落ち着いて考えると私だけ
舞い上がってる気がした
横を見ると遠い目をした
神田くんがいた。