夏の桜が咲く。
キーンコーンカーンコーン…
チャイムが鳴る
もう 学校が終わってしまった
本当に授業を聞いていない…
こんなので大丈夫なのか
少し笑が出る
そんな事を考えながら
校門をくぐった
「はぁ…佐倉さんっ…」
息切れをしている神田くん
「何ですか?」
「歩くの早いね
ちょっと一緒に帰りたいと思って」
かなり驚いた
モテる神田くんが私なんかに
興味を示しているだけで
驚いた。
「帰っていいよなー?」
「うん…」