夏の桜が咲く。
「梨桜…」
「ん?」
「頼りない彼氏でゴメン
だから言えなかったんだよな」
「違うよ…」
それは本当に違う
迷惑をかけたくなかった…
「なら何で?」
「迷惑…かけたくなかった
嫌われたくなかった」
コレがきっと本心
嫌われたくなかった
「こんなんで嫌う訳ないじゃん…」
そう言うと夏来くんは
しゃがみ込んだ
「俺…、精一杯 梨桜に
伝えてたつもりだったけど…
伝わってなかったみたいだな」
「なにが?」
「俺、本当に本当に
梨桜が大好きなんだよ。
はじめてこんなに人をすきになった」
真っ直ぐした目で言われた