『あなたが大好きです』
キーンコーンカーンコーン~♪

『行ってくるね♪』

「いってらー」

あたしはせれなに見送られて屋上に向かった

『良夜』

「ん?」

『あのね……』

「?」

あたしは作戦の事を良夜に話した

『それで、華奈はもう誘ったから、もうすぐに来ると思う』

「分かった」

良夜は快くOKしてくれた

すると

ガチャッ

「菜月お待たせ~良夜君こんにちは!」

『華奈!待ってたよ♪』

「こんにちは」

そしてあたしは光輝にメールした

<華奈来たよ!>

<直ぐ行く>

……ここからは…光輝次第だよ

『じゃあ食べよっか!』

「おぅ」

「食べよ食べよ~♪」

そして少し時間がたった頃

ガチャッ

「華奈……」

「光輝!?」

「話を聞いてくれないか?」

「私は話すことなんてない!」

そう言って走り去ろうとする華奈を

あたしは止めた

「菜月!?」

『光輝の話を……ちゃんと聞いてあげて』

「……っ!」

『ね?』

「……分かった」

『じゃあ、あたしと良夜はもう行くね』

そしてあたしと良夜は屋上から出た

……大丈夫かな?

「そんなに心配か?」

『え?』

な、何で分かったの?

「お前本当に分かりやすすぎだから」

なるほどね……

いつになったら直るんだろう?この癖……

多分、一生直らないんだろーな……

「大丈夫だ」

『え?』

「お前が心配しなくても、あの二人は大丈夫だ。だから安心して待ってろ」

良夜……

あなたはいつもあたしの不安を取り除いてくれるね

本当に

『分かった!待ってる!!』

大好きだよ……

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