アフターレイン
 ……。



「っていうかさー」

「わっ!!!!」

「うおっ!?」

「え、何?」



 何かを言いかけたタマの台詞を遮り、誰かが大声でワッと叫ぶ。

 その瞬間俺の背中がドンッと押されて、大した力ではなかったけど不意打ちの衝撃に思わず声が出てしまった。



 誰だよ!



 若干イラつきながら振り返ると、そこにはしてやったり顔の皐月が立っていた。

 と、その隣にもう一人女子。



 黒髪をサイドで団子状に纏めている、ちょっと大人しそうな感じの。

 たぶん皐月の連れだろう。



 自分にとっては面識のない人達に皐月がいきなりプチドッキリをかましているもんだから、その表情はちょっと困惑気味だった。



「びっくりした?」

「するだろ普通。バカかお前」

「あはは。大成功ー!」
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