先輩は俺様です!

収まらないドキドキ(栞side)


ーードキドキドキドキ

あぁー、まだドキドキが止まらない・・・
あの人かっこよかったなー、あんな王子様みたいな人この学校にいたんだ!

あれ?その前に、何か忘れてるような・・・



「そうだ!亜美を待ってなきゃいけないんだった!」

王子様みたいな人から逃げるのに必死だったぁー
どうしよう怒られるぅー!!

その時・・・

ーードドドドッ!

ん?何この地響き!?

するとそこにはーー



「しおりぃぃぃぃ!!」

私の名前を呼ぶ声と同時に、凄い血相で走ってくる亜美の姿が!?

うわー、予想以上に怒ってる。

「そんな怖い顔してどうしたの?!」

「どうしたのじゃないわよ?!篠塚先輩と何話してたの!?」

あれ?待ってなかったからじゃないんだ。

その瞬間亜美は私の肩に掴みかかり、大きく揺さぶってきた。

「ちょっ!亜美落ち着いて!!」

「あっ、ごめん・・・」

私が注意すると、亜美は揺さぶるのをやめ、それと同時に私は亜美に質問をした。

「それで、あんなに慌てて何かあったの?」

「そうそう!栞は篠塚先輩とどういう関係なの?!」

「えっ?篠塚先輩って誰?」


「誰って!栞知らないの?!」

「うっうん・・・」

そんなに驚く事なのかなー?

「篠塚先輩はーーーー!?」

何かを言いかけて亜美は話すのを辞めてしまった。

「亜美?どうしたの?」

「う・・・後ろーー」

亜美は凄く驚いた様子で、私の後ろを指差した。


気になった私は後ろを振り向くとそこにはーー


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