先輩は俺様です!

不思議な感情(龍馬side)

【篠塚龍馬side】

「いたっ!」

誰かにぶつかったと思ったら、後ろから声が聞こえた。

「あっ!ごめん大丈夫?」

と言いながら、微笑むと・・・

「大丈夫です、此方こそすいません!」

どんな女子でも、俺が笑顔見せるだけで頬を赤らめるのにこいつは違った。

ふーん、面白いじゃん。

「謝らなくていいよ、ぶつかったのは俺だしさ。」

俺は、今までに見せた事がないくらいの笑顔を作った。

「ーーっ!」

よっしゃ、大成功!!
ってなんで俺、ムキになってんだろう・・・

「どうしたの?顔赤いよ?」

「だっ大丈夫です!気にしないでください!」

「そう?ならいいけど。」

「それじゃあ、しっ失礼します!」

さっきから、むっちゃ噛みまくってんじゃん!
やっぱすっごいーー

「・・・・・・面白い。」

やっぱあいつは、普通の女子とはちょっと違う・・・

ーークスッ

あの女、気に入ったかも・・・


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