初恋の、人
初恋の人
好きな女性が、ほかの男と結婚しようが、こちらがほかの女性を結婚しようが、それはそれだ、ほんとうの出会いは、約束事じゃない。恋愛というものさえ超えたものなんだ。 岡本太郎

何から書こうか・・・。

今日、ツイッターでフォロアーさんが岡本太郎botのサエズリをRTしていた。なるほど、その通りなんだろうと思ってまずこれを下書きフォルダーに入れた。

中学校から高校に掛けてリングノートにいろいろな想いを書き綴っていた。書きなぐっていた、と言ってもいいと思う。大学卒業するまではやっていたような気もするけれどもう遠い昔だから忘れた。

高校生の頃だったか、同級生に見せた事もあった。詩人になりたい、と思ってたから、恥ずかしげもなくそんな事も出来た。
とにかく思いつくこと何でも、詩にしたりしなかったりして、一冊書き終わると押入れの奥に仕舞う。書かなくなったあともしばらくはそのまま仕舞ってあったけれどあるとき全部燃やした。人の命は、明日にもどうにかなるかもしれない、というけれど、本当は今日にもどうにかなるかもしれないのだもの。
たしか都心の地下鉄の事故があったその翌日とかだったと思う。家の庭で燃やした。

朝、「行ってきます」といって出かけてもう帰らないということがある。すぐ、そこにあった。


ある日この家に帰れなくなって、このダンボールの一箱が見つかったら恥ずかしい、と思った。
不思議。それほど仲良くもない同級生達にさえ見せた事もあったノートだったのに、自分以外の誰かに見られることが耐え難いと思った。


そんな訳で私の青春の結晶であったノートは約30冊、すべて灰になり土になったわけだけれど、このブログはそのノートの続きという気持ちで書こうと思っている。


そして、冒頭の岡本太郎の言葉に戻ると、大学時代、私はとても好きだった人がいて、だけれどその人とは結ばれる事がなかった。
それでも、私にとっての彼はとても大事な存在であり続けた。いまも。


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