ほんとの笑顔が見たかったんだ

日々

「ソラー!」

大きな声で俺を呼ぶ声。

眠くてなかなか目が開けられずにいると、体を強く揺すられる。

「んー…あー眠てぇー」

目を開けると、カーテンを開けた窓からさす光がまぶしい。

「もう、今日だけは遅れちゃダメなんだから早く起きて!」

そう言ってじゅなは俺に眼鏡を手渡す。

それをかけると、ぼやけてたじゅなの顔がハッキリと見えた。

まだ眠くて頭がボーッとするけど、マジで今日は遅刻とか出来ないから体を起こし、ベッドから出た。

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