∞ANxIeTY∞
「仲良しですね」

彼女は祖父の名の彫られた石を見て
その袂で揺れる朱を見る。

自分の持ってる其の花は申し訳なさそうに
キュッとスカートと同じように茎を握り締める左手に


あたしは一体なにを悲観していたんだろうって
彼女よりも弱くて惨めったらしいペシミストを責める事しか出来ない。
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