日々是淡々と‥
亜由美は続けた‥
「だって、明日倒れて
寝たきりにでもなって
働けなくなっちゃったら、
どうする?そのうちに
家賃も払えなくなって
生活に困窮しちゃうのよ。
考えただけで恐ろしいよね。
だからって、ナケナシの
お金をはたいてもローン
組まないと足りないから
マンションは買えないしさぁ‥。
それにローンなんて今から
借りたら幾つまで返済する
ことになるのよ‥。」
「う~ん‥。」
「典子は偉かったよ。
あの時、思い切って
雄介さんと結婚してさ‥。」
「そ、そう?」
「だって、いくら見た目が
ぱっとしなくても‥
あ、ごめん。酔っ払って
います‥。ほら、私って
面食いだからさ‥。
あはは‥だから、
超ハンサムでなくっても
ってことよ。優しくて
きちんとした会社で
働いていて、高給取りで
家もあって‥条件は完璧
じゃない。言うことなしよ。」
確かに、雄介はどう見ても
ハンサムではない。
どちらかといえばいわゆる
アキバ系だ。だからといって、
別に変な性格ではないし、
普通の男性だ‥と
典子は思っている。
だが、結婚を決めた時に
友人の多くは喜んではくれたが、
ものすごく羨ましがられたりは
しなかった。
それは正直なところ‥事実である。
「だって、明日倒れて
寝たきりにでもなって
働けなくなっちゃったら、
どうする?そのうちに
家賃も払えなくなって
生活に困窮しちゃうのよ。
考えただけで恐ろしいよね。
だからって、ナケナシの
お金をはたいてもローン
組まないと足りないから
マンションは買えないしさぁ‥。
それにローンなんて今から
借りたら幾つまで返済する
ことになるのよ‥。」
「う~ん‥。」
「典子は偉かったよ。
あの時、思い切って
雄介さんと結婚してさ‥。」
「そ、そう?」
「だって、いくら見た目が
ぱっとしなくても‥
あ、ごめん。酔っ払って
います‥。ほら、私って
面食いだからさ‥。
あはは‥だから、
超ハンサムでなくっても
ってことよ。優しくて
きちんとした会社で
働いていて、高給取りで
家もあって‥条件は完璧
じゃない。言うことなしよ。」
確かに、雄介はどう見ても
ハンサムではない。
どちらかといえばいわゆる
アキバ系だ。だからといって、
別に変な性格ではないし、
普通の男性だ‥と
典子は思っている。
だが、結婚を決めた時に
友人の多くは喜んではくれたが、
ものすごく羨ましがられたりは
しなかった。
それは正直なところ‥事実である。