好きと言えるまで



授業がおわり、職員室に呼ばれた一宮くんを待ちながら帰る支度をしていた時だった。
未希がにこやかに近づいてくる。
「つばさ、ラブレターの人誰だか分かったの!?」
ら、らぶれたぁー?


「あ‥‥‥」


すっかり忘れていた…。
「なによ、忘れてたの?」
「‥‥第二資料室に呼び出されてたんだった…。」
「キャー、やるわねぇー早く行きなよ」
「う、うん!」

カバンを机の上に置いて、小走りで教室を出る。
ドンッと、出る瞬間肩が誰かにぶつかったけど気にしないでそのまま走って目的の場所へと向かった。

付き合う気はないけど、HRからは30分以上経っているため待たせてしまっていることは確か。


少し息を切らして資料室にたどり着くと、
呼吸を整えてドアを開けた。


薄暗い部屋の中には先輩だろうか、身長の高い人物が窓に背をあづけ立っていた。





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