好きと言えるまで
「あの‥‥」
薄暗い教室に一歩入るとなんだか変な緊張感に教わる。
「ドア、締めて貰えるかな?」
にっこりと、笑顔を見せる男子生徒は自分に自信たっぷりのような雰囲気だ。
「あ、はい…」
静かに締まったドア。
緊張感に教われつつも負けじと笑顔を振りまいた。
「あの、手紙ありがとうございます。」
「いや、急に呼び出して悪かったね、俺は2年の高嶋葵」
「高嶋先輩‥」
「つばさちゃんはさ、どうして誰の告白にもOKしないの?」
にっこりと笑顔を見せながらこちらに向かって来る高嶋先輩。
敵ではないと理解しているが、ここは密室。しかも人がなかなか通らないような場所。
気を緩められない。
「それは、、今はそういう事に興味が無いだけで…」
「へぇ、じゃあ俺が興味持たせてあげようか…?」
頬を指で撫で上げられ、うっとりと見つめられる。
一気に嫌な予感がした。
「結構ですッ‥‥!‥痛ッ」
頬に触れていた先輩の手を払おうとしたら、手首を捕まれ、捻りあげられてしまった。