もっと傷つけばいい
甘い飴と灼熱の鞭。

ソウはその2つをうまく使って、あたしを絶頂へ連れて行こうとする。

「――もっと傷つけばいい…」

もはや口癖のようなその言葉は、一体どんな意味が隠されているのだろう?

「――あっ!

ああっ…!」

あたしが思っていることをかき消すように、ソウの飴と鞭が躰を攻撃してきた。

「――ふあっ…もうっ…!」

今日も彼の手によって絶頂へ連れて行かれて、あたしの意識がだんだんと遠くなって行く。
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