君は私の太陽だ
〜春色〜
高校二年、新学期。

高橋美佐(タカハシミサ)

最悪の始まり。


「やばっ!遅刻じゃん。」


私って、緊張感なさすぎ!
寝坊したぁー!


新学期だっていうのにぃ!


「急がなきゃっ」

即効、支度して、自転車へダッシュ。


…けど?

ペダル重いよ?

あれ……?

前に進まないし…。

タイアから、音が!

「プスップスッ」

これって…?

「パンクだぁぁ〜!」

つーか。

初日から、寝坊して遅刻だし、
自転車はパンクだし!


「最悪じゃないの!」


ダッシュで、バスに乗り、学校に向かった私。

クラスはどこ?愛子(親友)と一緒がいーな?

早速、メールで確認しなきゃ!
鞄に入れたはずの携帯電話。


「はーっ!」

ないっ?

嘘だよね?

昨日、充電して外した覚え…。

「忘れたぁ〜!」


何、やってんだろう。


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