君は私の太陽だ

計画

美佐ちゃん?!


ドキッ!


メールだ!!!


目を疑ってるんじゃないか?


動揺して…もう一度携帯を見る俺。


『高橋美佐』


間違ってない。


即メールを見る。


『今日は、CD有難う!

とてもいい曲だね。

あと…。メロンパン☆

美味しくて!

ファンになりました!』


やっぱり美佐ちゃんだ!


自然と笑みが零れる。


かずの見舞いに?


何だかイラついていた自分を後悔する。


道端で偶然会って嬉しいはずなのに。


なに考えてんだか?


少し?


誤解すら感じていた俺。


このメールで救われるなんて。

携帯見ながら、ニヤニヤせる俺に追い打ちをかけた。


『ガチャ!』


更衣室に先輩が入ってきた。


思わず携帯を閉じた。


先輩は俺の変化に気付いてた。

「片思いの彼女かい?」


上着を脱ぎながら、俺の顔を覗き込む。


「あっまー!」


先輩は笑いながら、


「お前って!わかりやすいんだけどな!」


何だよ、悪いかよ?


「でも?普段はあまりそんな顔見せないだろ?」


.
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