君は私の太陽だ
~思い出~

夏休み

携帯が鳴った。

「渓君からだ?」

かず君のお見舞いに帰って来たと、同時に鳴った。

「もしもし??」

「美佐ちゃん!大丈夫か?」

「うん!大丈夫!心配かけたね!」

「以外と泣き虫なんだね?」

今は渓君の方が、辛い時なのに、反対に元気もらってる。

「武司のバイトの子の事なんだけど。やっぱり!根岸さんて武司に告ってきた女の子だった!」

「やっぱり・・・。」

声のトーンが下がるし。

「心配しないで!!武司も急に入ってきて、ちょっと勘弁してほしいみたい!」

「・・・うん。」

「幸い、あいつ厨房だから、顔を合わす事ないし!なんて言ってたな?」

「ありがとう!!気にしない事だよね。」

「もうすぐ?旅行だし、ここら辺で決めて貰いたいね!!」

告白・・・だよね?

「俺ができなくて終わったけど、美佐ちゃんには悔い残してほしくないし!」

渓君は、告白ができなかった事が、一番悔しいと言った。

さすがに?
彼氏いる子に、自分の気持ち伝えたら、可哀想だから!と言った。

電話を切って思った。

自分の気持ちを伝える事が大事なんだけど、相手の気持ちも一緒に考える事が?

大切なのかもしれない。。

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