君は私の太陽だ

渓君の恋

皆で、切符の番号を確認していた!

後で、どうせ?
シャッフルするし!

頑張って!武司君の隣りへ座ろう!

生憎。
七人だと、一人はどうしても?

淋しいんだけど!

入れ代わりすれば?

問題ないし!?

先頭を、走りながら渓君が急ぐ急ぐ!

「待ってよー!」
智美ちゃんが、後ろから、叫んでるし。

でも?振り向かないし?

聞こえてるの?

颯爽と、渓君は番号席へと小走りだし。

立ち止まった先に、私達が見たのは?


「…?…」

えっ?

嘘?

本当?

「ね…?」

「根岸さ〜〜ん!!」

私も、武司君も…。

車内に響き渡る程!

根岸さんの名前を呼んでしまった!

智美ちゃんが、

「誰??」

私は、びっくりして、声が震えていた!

智美ちゃんの耳元で!

「武司君に告白してきた後輩さん。」

「マジで?」

武司君も動揺しまくりだし!

渓君は、顔真っ赤にしながら?
頭、掻いてるし!

「ごめんね!待った?」
なんて?言ってるし?

あのー?
どうなってるの!

愛子が言った。

「見ての通り!一人キャンセルにならなくて、済んだって事!」

「はい?」
武司君も動揺を隠せない!
< 136 / 159 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop