君は私の太陽だ
思わず武司君の、腕に触った。

今日は…。

私から!


「ごめんね!」


「いーよ!捕まってなよ!」


今日で最後かもしれないや!


多分この感触は忘れないでしょ?


明日は学校も休みだし、お父さんが自転車直してくれたら?


いつも通り。


自転車通学になるんだよね!


「告白しちゃえば?」


愛子の言葉通り振られても?


いいから、この気持ち言ってしまいたいや!


だけど…。


今は、まだこんな風に、武司君の距離を楽しみたい!


バスが停まって、私たちは学校へ向かった。


こうやって、一緒に歩くのも?

今日でおしまい。


「武司君!」


「なに?」


「何処のパン屋さんで、バイトしているの?」


「あー!昨日行った、カラオケ屋の近くなんだ!」


「今度買いに行ってもいい?」

「構わないよ!美味しくて有名だよ!」


へぇー!


武司君が輝かしく見える。

働いている姿も?

見てみたいなー!


「美佐ちゃんは、お嬢様なんでしょ?」


「そんな事ないよー!
愛子は、言い過ぎなの!本当のお嬢様だったら?パンクした自転車、直さないよ!」


「新しい自転車買ってるか!」

「そうそう!」

二人で笑って、なるほどね?って武司君も納得していた。


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