君は私の太陽だ
「でも、今回の旅行に誘うまでまだ行かないよ!」


渓君はまだまだって、横に手を振る。


「夏休みまで、まだあるから!頑張ってみれば?」


「どうかなー!」


渓君は不安そうに言う。


「いいきっかけじゃない!」


愛子は粘る。


キャンセル料とか!


心配してんのかな?


私は、


「万が一、キャンセルしたって大丈夫だよ。」


「おい?美佐ちゃんまで!」


だって、やっぱり好きな人と行きたいと思うだろうし。


応援したい!


「そうだよ!もし?その子が行けないってなったら、誰か?
誘えばいいし!」


智美ちゃんも、応援している。

「頑張ってみるかな!」


渓君は覚悟を決めたみたいで!

武司君も含めてみんな、頷いた。


何だか、見えない糸で。


私の中に、トライアングルが出来上がっていた。


愛子と誠先輩。


智美ちゃんとかず君。


渓君とレンタル屋の女の子。


そして……。


私と武司君。


一人で盛り上がってるのは、私だけ?


武司君は、誘いたい女の子?


いないのかなー。


愛子が渓君に


「期待してるよ!頑張ってね」

「かなり、プレッシャーだな!でも、後悔したくない!」


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