君は私の太陽だ
「不安かい?」


渓君が私の顔を見る!


「武司君が決める事だからね!こればっかりは。」


「美佐ちゃんも?告白すればいいんだよ!
武司って顔は良いんだけど、女に関しては奥手なんだよな!」

「…告白?」


「後悔したくないだろ?」


「そうなんだけどね…。」


渓君も?


みんなの前で約束したものの…。


『勇気』という気持ちが、湧いてこなくて、自分でもどうしちゃったんだろうって、話してくれた。


恋の『呪文』が…あるのなら。

神様おしえて下さい。


『呪文なんていらない』


ただ!


『好きです』


これが恋の『呪文』なんだよ。

神様は言った。


渓君も?


私の恋を応援してると言ってくれた。


私もお互い頑張ろうと誓った。

それから武司君が、返事したら、教えてほしいとお願いした。

迷ってるのかな?


でも?


渓君と話せてよかったかもしれない。


私たちの恋は、仲間の支えがあってゆっくりと流れていった。

傍から見たら?


純粋とも言うのかな!


私は行き交うカップルを見ながら思った。


いつか!


私も手を繋いだり、腕を組んだりしたい!


一歩後ろを歩く私ではなくて。

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