君は私の太陽だ
〜クラスメイト〜
お昼はいつも学食で、愛子と一緒だ。


早速、今朝の出来事を愛子に話した!


「凄かったんだから!後輩の目線が!武司君ってアイドルだよ」

愛子は、定食のコロッケにかぶりつく!

愛子の頬っぺたは真ん丸だ。


「聞いてるのぉー!」

明らかに、興奮してる私。


「聞いてるよ!そういえばさっかず君、まだ美佐に未練あるみたいだよ…。」


えっ、そうなんだ。

一方的に私が悪いのに…。

まだ、好きでいてくれるんだ。
愛子が真剣な目で言う。


「焦りすぎじゃない?武司は私の友達でもあるんだからね?」

そうだよね…。


愛子と武司君達の、絆は色あせてなかった。


「ごめん!」


ブーブーブーブー♪


「美佐の携帯だよ?」


私は、机の上に置いてあった携帯を手に取った。


メールだ!


【美佐と同じクラスだね☆嬉しいよ!かず】


かっ、かず君!?


「愛子!見てー!」


私は、愛子の目の前に、携帯の画面を向けた。


「美佐!午前中気付かなかったの?」


案の定、私の席は1番前になっていて、きっと背後には、何処にいるか?わからない武司君の、視線があると思っただけで、
午前中は新しいクラスメイトを、見る余裕なんてなかったんだよね。


「どうしよー!気まずいよ‥」

次の授業、行きたくない。


「普通にしてなよ!気にしないよーにするしかないよっ。」


本当に愛子が、お姉ちゃんに見える。


私は重い足取りで学食を出た。

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