君と金魚、夜
「私はいいんだけど過保護な父に限界が来てるの、だから、その関係を今年中にやめてくれないかしら?」
あたしがこのまま甘えれば洸くんが傷つく。
洸くんの将来や遥さんも傷つける。
「あなただって洸人の首絞めたくないでしょ?」
あたしの返事は決まっていた。
「…はい」
「ありがとう。やっぱり察しはいいのね」
気がつくと体育館についていた。
「じゃあ私帰るね海志にもよろしく言っといて」
体育館に用事なんかなかった遥さんはそこで帰った。
