この未来を壊して下さい。【完】






ゆさゆさと、ゆらされる体。





何事かと思い顔をあげると、とても笑顔な彼ら。





「何?」





と聞いてみるが、周りの視線がうっとうしい。





「ちょっと来てほしい場所があるんだけど」





言い終わらないうちに私を椅子から引っ張り上げる。





「私、今から用事があるの。後にしてくれるかしら?」





自分でも気持ち悪くなりそうな言葉使いで嘘がばれないように言う。





「用事か~





でも、俺たちは用事ないから大丈夫。」





自分が正しいかのように言う彼。





ただの自己中心的な考えだと思う。





あなたたちが良くても、私が良くないの!!




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